5月末頃から日本ではホタルのシーズン
各地の川などでホタルが乱舞する映像がTVで紹介される時期
ホタルといえば一人で行っていたころのアマゾンの夜を思い出す。
日中は灼熱の下、朝から夕方まで釣り、そして夕食後にナマズ釣りに出掛ける。
天気のよい晩や満月の夜にナマズがよく釣れるということで毎晩出かけた。
しかし、結果は日中の方が数は釣れた(笑)
夜は運悪くアタリは少なかったが、強烈なヤツが食ってきた。
強靭な大型スイベルを破壊したヤツ・・・
PEラインが竿先に引っかかっているときに限って食ってきて竿先を折ったヤツ・・・
夜のジャングルは怖いほどの静寂の中に無数の鳥や虫の鳴き声が響く
たまにバキバキと枝が折れる音、巨木が倒れる音
そして、「ブシュー!」とイルカの呼吸に驚かされる。
幸いにも? ホエザルの群れは居なかったようだ。
こいつらが居るとジャングル中に、しかも朝まで「ゴー!」という音が断続的に鳴り響く
近くに「つくばサーキット」があるのではと思ってしまうほどだ。
天気のよい夜にナマズ釣りに出かけていくので満点の星空が迎えてくれる。
星が多過ぎて数が分からん、当たり前だ(笑)
小さな星がゴミのように散在していた。
星空といえばロシアに近いモンゴル奥地で見た星空もすごかった。
アマゾンもモンゴルも周囲に街明かりがないので星空は半端なかった。
つくづく星座を勉強しておけば良かったと思ったが、
星が多過ぎて星座も何もあったもんじゃない、と自己弁護した。
アマゾンでの星空の下、さらに感動的だったのがホタル
その数とさらにテールライト、おしりの光の大きさである。
そもそもアマゾンにホタルがいることに驚かされた。
そのホタルたちの飛ぶ姿に感動するというより、
ジャングルの木々に凄い数のホタルが留まり、テールライトを点滅させていた。
まるで「クリスマスツリー!」
この写真はジャングルの朝もや
これが星空の下、両岸の木々がクリスマスツリーになった。
両側にツリーがずっと続く支流もあれば、まったくツリーがなくなる支流もあった。
水か? 食べ物か? 理由は分からない。
ホタルの撮影は失敗だったが、こめつきバッタ(?)の写真ならある(笑)
テールライトが無いだけで同じようなもんだ。
夜になると目を光らせて小屋に遊びに来た。
窓ガラスはなく、一本のロウソクの明かりを目指してご自由にいらっしゃった。
二つの目だけ蛍光グリーンに光って飛んでくる。
最初は小さな宇宙人かと思って驚かされた。
これは飛んでいる写真、目が光っている。
こめつきバッタ君と、むくんでいる手(笑)
これにテールライトがあるのがホタル、目は蛍光グリーン、そしてお尻が光る。
日本のホタルより大きくゲンジボタルの1.5倍くらいの体長だった。
必ずテールライトに会えるというものではなく、
ホタルの発生時期にうまくマッチングしないと・・・これは運次第
今年は久しぶりに一人釣行を予定、計画が進んでいたが、
コロナの影響で春先早々に断念した。
アマゾンの先住民や部族にもコロナが広がっているようだ。
(みんな、⁂コロナに負けるなよ)
コメントを残す